ジャストインメイク®がPEEK部品を低価格化できる理由
理由その1:無駄を少なくして低価格化します!
中が空洞の箱型形状のものは、PEEKペレットを箱型にラフ成形した後、切削加工を行います。
(従来の様に板材やブロックから切削を行うと、中をくり抜く時に大量の無駄が出ます。)
真中が空いたリング形状・円筒形状のものは、PEEKペレットをリング状・円筒状にラフ成形した後、切削加工を行います。 はじめから空いた部分を抜いて成形する事が、後の切削工程で無駄を省くことにつながります。
理由その2:精巧で高価な金型を使わないことによって低価格化します!
成形工程における金型は、精密で高価なものは使いません。ラフ成形が可能であれば良しですから、 基本形状を組み合わせ、汎用的に使用できる簡易型を用いています。(形状等についてはノウハウ保護のため詳述を避けます。) よって、金型の費用が製品価格に大きく反映することがありません。
理由その3:板材より低価格なペレット材を用いて低価格化します!
一般的にPEEK部品は、PEEKペレットを固化押し出し成形によって製造されるPEEK板材(母材)を用いて、機械による切削加工を行って製造されます。 その手間がかかった分(板材をつくる工程)、部品価格は高くなります。
ジャストインメイク®は、従来とは異なり、直接PEEKの原料ペレットを用いた製造ですので、その分も製品価格に反映することができます。
特にカーボンファイバーなどの充填材入りのPEEK板材から加工する場合は、ペレットから製造するとコスト的効果が高くなります。(充填材入りのPEEKは、無充填のものよりも固化押し出し成形が難しく、母材価格が更に高くなっています。)
以上の3つの理由より
ジャストインメイク®工法は、PEEK部品を低価格化することができます。
(三つの条件が重なると、一般的な板材から切削をして作る方法に比べ、半値(50%OFF)になります。 また、形状があまりにも複雑な場合などは、コスト的効果が十分に出ない場合もありますので、ご相談ください。)